なんとなく、たくさんあったほうが良いというイメージがある「収納」。
限られたスペースで間取りを決めなければならない30坪以下の狭小住宅では、収納にも一工夫が必要になります。
家族に合ったボリュームで、活きた収納を決めたいですね。
我が家のことを考えて、収納を決める
前の記事では、我が家が階段下収納を採用しなかった理由に触れました。
もちろん工夫次第では、階段下収納は十分有効な収納場所にできます。
ネットでもそういったアイデアはたくさん紹介されていますが、やはり奥行きのある収納を活かすことがキーとなっていますね。
今記事では、注文住宅、セミオーダー住宅で自由に収納・クローゼットの場所を設定できる場合のポイントに触れていきます。
収納も、自分たちで決めていく
戸建ての間取りを考えていく中では、
収納・クローゼットをどこに設置するのかということも、自分たちで決めることができます。
一から間取りを自由に決められる新築戸建でせっかく収納を設定するのであれば、家族みんなが使いやすい、活きた収納を設定したいですよね。
え、収納なんて設計士さんが提案してくれたとおりでいいんじゃない?と思われるかもしれません。
ですが、最近は
・ウォークインクローゼット(WIC)
・シューズインクローゼット(SIC)
・パントリー
といった概念も広く知られています。
これらも”収納”ですよね。
通常の収納であれば、設計士さんの提案どおりにつけてくださいとなりがちですが、
WICやパントリーなどは、深く考えずに導入するというケースは少ないのではないでしょうか。
まずは、その収納が要るのか考えてみる
限られた建物面積では、WICやSICなどはスペースを占める大きな要素になります。
「WICを考える」の記事でも触れていますが、一般的には
WICは畳2枚分、1坪程度のスペースがあると快適に使えると言われています。
30坪以下の狭小住宅において、2畳って結構大きいですよね。
とりあえず大きくつけておいてください、とはなかなか言いにくいサイズです。
WICやSICといった便利な収納ですが、どれもこれも十分な広さで導入するということは現実的には難しいですよね。
少なくとも、うちに必要かな?と考えるのではないかと思います。
限られた建物面積で間取りを決めていく注文住宅においては、こういった「要るのか、要らないのか」といった検討を
各居室の収納でも考える必要が出てくるということになります。