【鉄骨階段を導入する】特徴とメリットを知ろう

家づくり

鉄骨階段の特徴・メリット


構造がスチールで作られている鉄骨階段には
箱階段にはない様々な特徴があります。

思いつく限りまとめてみますね。

①デザインの自由度が高い


構造が鉄で作られていますから、
らせん階段などに見られるように、かなり形状に自由がききます


我が家の鉄骨階段も
住宅の構造、柱などに合わせて鉄骨部分を作って頂きました

注文住宅っぽいけど売建住宅
である我が家で、
唯一フルオーダーだったのが鉄骨階段だそうです。


限られた予算の中でもかなり自由に構造が指定できて
それを実現できるフレキシブルさ、強さがスチールにはあるんですね。

構造上必要な柱をまたいで手すりをつけて頂いています


我が家の場合、工務店を通して鉄工所に依頼がいって
オーダーメイドで仕上げて頂きました。

鉄だからこそ、住宅の構造にここまでフィットした階段を
作ることが可能
なんですね。


こういった自由度の高さが鉄骨階段の特徴でもあります。

②通気性が高い


前のページでもふれましたが、
一般的なデザインの鉄骨階段には蹴込み板がありません。

そのため、通気性に大変優れています。

もちろん設計や立地、周辺環境にもよりますが
家全体の風通しがよくなるんですね。


ただ、この通気性の高さは人や住んでいる地域によっては
同時にデメリットにもなりえます

詳しくは「鉄骨階段のデメリット」をごらんください。

③空間が抜ける/広く開放的に感じる


蹴込み板がない鉄骨階段はスケスケです。

スケスケなので、空間を遮りません


一般的な箱階段は、壁に囲まれた構造になっています。
それによって住宅が暗くなったり、圧迫感が生まれたりします。


この場合の階段はデッドスペースとなりやすいことは
【階段って実はデッドスペース】でふれました。


鉄骨階段にはそれがありません。


もしかしたら、鉄骨階段最大のメリットと言えるかもしれない
この「スケスケである」という特徴のおかげで
鉄骨階段のあるフロアーというのは、とても開放的な空間になるんですね。

スケスケです。玄関まで見通せます

④壁に囲まれていないから光が通る


鉄の構造のおかげで強度が出る鉄骨階段は
壁を必要としません

そのおかげで、本来、箱階段であれば壁になってしまう部分が
最低限の手すりを設置するだけで済んでしまう
んですね。

鉄製の手すりは、木製と比べてもかなり薄く、細くても強度が出ます。

10mmもない薄さ。手すりを通して光が通ってきます


壁に囲まれていないだけでなく、
手すりもほとんど空間の邪魔をしませんから
吹き抜けのように光が通ってきます

⑤フロアがつながる


壁がなく、蹴込み板がない。

この圧倒的な開放感のおかげで、
家全体がまるで一つの大きな空間かのように感じられるのも
鉄骨階段の大きな特徴です。

スケスケの鉄骨階段は空間を遮らないので
風も、光も、目線も、音も通します。

下のフロアーが一望できちゃいます。下の人とも目が合います


鉄骨階段を登り降りしていると、
階段を登っているときには下のフロアーが見えます
1Fにいると、降りてくる子供の足も見えます

※でもスカートの中までは見えません


一方、この筒抜け感をデメリットと捉えるケースも多々あるようです。


実際に住んでみて率直に思うのは、
それぞれの家庭次第ではないかなーということです。


子供の声が聞こえやすいということを
うるさいからデメリットだと捉えることもできますし

子供が安全に遊んでいることが別のフロアからも感じとれることを
メリットだと捉えることもできます。


我が家の場合は在宅で仕事をしているので
1Fで親が仕事をして、2Fで子供が遊んでいるといった状況がよくあります。

そういったときに鉄骨階段の「フロアがつながる」という特徴は
親として大変ありがたかったりします


大体何をしているか感じ取れますし
何かあったらすぐに飛んでいけます。

子供も親の存在を近く感じられますから
我が家としてはこの一体感をとてもメリットに感じています。


ここに関しては
「【鉄骨階段を導入するまで】デメリットを知る」でまとめています。

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