収納内照明をつけてより快適空間に
照明の無い収納内というのは、思っているより暗いものです。
3方向を壁に囲まれている空間ですから、どうしても薄暗くなってしまうんですね。
もちろん設計段階で元々スイッチと照明をつけることもできますが
よっぽどの広さでもない限りは、通常の収納と同じ扱いというケースがほとんどではないでしょうか。
手元が暗いだけでも収納を活用しにくくなりますので
より使いやすさを求めるのであれば、DIYなどで工夫することもできます。
手軽さで言えば、収納内にIKEAのセンサーライト「OLEBY」などを取り付ければ
センサーで点灯する照明をつけられます。
https://www.ikea.com/jp/ja/p/oleby-wardrobe-lighting-with-sensor-white-40448593/
IKEA
キレイに整頓され、使いやすくなると
不思議と収納にアクセスすることもグッと増えます。
自分が、そして家族が使いやすいように一工夫するだけで
階段下の薄暗いスペースが、活きた使い勝手の良い収納になるんですね。
メリット・デメリットをふまえて最適な選択を
このように、階段下収納にはメリットとデメリットがあります。
我が家の階段はスケルトンの鉄骨階段ですので
そもそも階段下収納をつけるという選択肢はありませんでした。
ですが、おそらく何かの理由で箱階段を導入せざるを得なくなったとしても
個人的には階段下収納はつけなかったと思います。
やはり不定形な収納を活かすのってすごく難しいんですよね。
可動棚もつけられますが、傾斜に沿って左右のレールの長さが違ってしまうと
結局つけられる棚に限りが出てきますので、三角形のスペースはデッドスペースとなります。
我が家の洋服を収納するオープンクローゼットの一角が
ちょうど北側斜線の影響で不定形なんですが
右上のスペースです。
本当にちょこっとのスペースなんですが、やっぱり他の収納に比べると無駄になっています。
ここに何かを詰めると、詰まってる感が強いんですよね。
なので何も詰めずに抜け感を出したほうが見栄えが良くなります。
結局収納としては活きていない。
ただしここはオープンクローゼットだから厄介なだけで
階段下収納であればもっと上手に活用できると思います。
もちろん上手に工夫されている方もいらっしゃって
そういう方のアイデアは本当に参考になりますよね。
間取りも決められるのであれば選択肢は増える
ただ、そこまでしてまで階段下に収納が必要かな?というところに立ち返ると
それであれば、整形されたもっと小さなボリュームの収納が
必要な導線上に必要な容量であればいいというのが我が家の考え方でした。
使う場所の近くに、使うモノはしまう。
これがキレイな家を保つ最大の秘訣だと思います。
自然と片付けしやすい導線上に収納を設定すると、
無理にキレイさを保つ労力を払うこともなく、日々整頓されたマイホームが実現できると思います。
もちろん、賃貸や中古戸建などで階段下収納がある物件に住むことになったとなれば
いろいろな工夫を楽しんで活きた収納にしていきますが
今回は新築で設計から自由に決められる、という状況。
それであれば、我が家は階段下収納がどんなに便利だよと推されても
採用しなかったと思います。
新築の間取りを決める際には、ぜひ
その収納に何を入れるのか、どこで使うものなのかを考えて
自分たちに合った収納を設定してほしいと思います。