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我が家の内見体験談
ネット検索から問い合わせという先程の流れで土地を探していた最初の頃。
テレビCMで目にする有名な某総合不動産会社さんから、誰もが知っている大手の不動産会社。そして地域に密着した小さな不動産屋さんまで。
結果として色々な不動産会社の担当者さんと関わることになりました。
そしていろいろな経験をしました。
こういったことばかりではないのかもしれませんし、我が家の場合がレアケースなのかもしれませんし、もしかしたら軽微な方なのかもしれません。
ただネット検索で土地をさがすと、こういったことも経験したよと共有することで、これから土地をさがそうと思っている誰かの役に立つかもしれません。
なので、ちょっとだけふれます。
すぐ終わりますと言われていたのに、拘束時間がやたら長い!
CMが個性的な有名な某総合不動産会社さんに土地を紹介してもらった際には、
家族揃ってえらい目にあいました。
東京に家を建てるといえばここでしょ!と
勝手に前向きなイメージを持っていたのですが、我が家の場合はそうではありませんでした。
土地が近所だったので軽い気持ちで内見を決めました。
不動産見学の基本は不動産屋さんの車での移動が多くなります。
内見の当日。土地そのものは希望に近かったので、検討したい旨を伝えました。
幼児を抱えての土地見学が終わると、そこからの車移動で自社のショールームで建具を見学しましょうと言われました。
今思えば、土地が決まってもいないのに建具を見に行くってすごく不思議です。フローリング材や外壁、トイレや浴室を見て回ったんですね。
経験から言わせてもらえば、土地が決まったあとに見に行っても、いまいち実感がわかなくて決めかねる部分です。我が家の場合は、間取りも決まって着工したあと、マイホームというものの具体的なイメージがついた頃にもう一度ショールームにいって全て決め直してきたくらいのことです。
■フローリングや建具は、2度見に行く
ですが、その思議さに気づけないくらい土地さがしにも家づくりにも不慣れな時期でした。結局全て言われるがまま。
「すぐ終わりますから」と言われていたものの、結局丸1日連れ回されヘトヘトになりました。
土地に関しては帰って検討したいとこちらが言っているにも関わらず、少し弱腰だったのが良くなかったのでしょうか。
今日中、せめて明日朝までには決めるべきだと迫られました。
確かに整形地でエリアなども魅力的ではあったのですが、私達はその土地の近所に住んでいたので、その土地周辺が夏になると大量のユスリカが柱をつくることを知っていました。
水場が近いことが気になっている旨を伝えると、最後には「こういうものは、両親には相談しないほうがいい、どうせ反対するから」という謎のアドバイスまで頂きました。
結局その土地は購入せず、その不動産屋さんと関わることも金輪際やめておこうと夫婦で学ぶいいきっかけになりました。
今となってはいろいろな意味でいい経験になりましたが、普段グズらない子供が車中でギャン泣きしたくらいでしたので、よっぽど疲れたのだと思いました。
これほどに大変かつ長時間の戦いになるとわかっていれば、最初から子供を連れずに預けて行くことも出来ました。
不動産屋さんの「すぐ終わる」は半日かかる覚悟で
田舎の人に聞く徒歩10分は徒歩30分くらいかかる、とよく言いますが
今となっては不動産屋さんの「すぐに終わります」は半日かかると思っています。
そう思って余裕をもってのぞんだほうがいい、という意味でもあります。
もちろん、これは我が家のケースです。家づくりに気合が入っていたために、どの物件、どの土地も質疑応答やおしゃべりが多くて、結果的に時間がかかった可能性もあります。
他の家庭と比べたことがないので、そのあたりはわかりません。
ただ、本当に増し増しでどんどん拘束時間が長くなるケースもあったよという体験談でした。特に我が家のように仕事の空き時間をぬって物件の見学をする場合や、子供を連れていく場合は注意したいですよね。
子連れで内見することのメリット
ちょっと話は逸れますが、我が家は土地さがしや物件の見学には、できるだけ子供を連れて行っていました。
大切な家族のことだからというロマンチストめいた部分もありますが、現実的なメリットもあります。
たとえば更地でも、子供を連れて行くと全面道路で遊び始めたりするんですね。そうすると親としては前面道路の交通量の多さが気になったりします。
逆に土地としてはデメリットを感じやすいどんつきの土地は、子供が遊ぶという点では安心感があったりします。
土地によってはモデルプランなるものが用意されていることもあって、ここに玄関が来ますよといった説明も受けたりしますから、そうすると玄関の目の前が車道だったら怖いかもな、というようなイメージができたりするんですね。
土地や物件さがしなんて、子供が一緒だとゆっくり見れないわ!と思うこともありますが、子連れで行くとそういった住んでからの想像がしやすいというメリットもあります。
もちろん建売なども同じで、階段の傾斜や窓の安全性など、子供と一緒に見に行くと気づくことが多くなります。
快適な内見のために、しっかりとした意思表示を
とはいえ子連れで動くと、夫婦だけで動くよりは気を遣うことが増えるのも確かです。
大切な家のことを見たり聞いたりするわけですから、こちらとしても集中したいわけです。
子供のことにいっぱいいっぱいになってしまうと、大切な話を聞き逃したり、見たかった部分が見られなかったりと、親にとっても子供にとってもお互いに良くない状況になってしまいます。
そういった状況を防ぐためにも
事前に「何時間くらいかかりますか?」ときいておくことや
必要のない提案にはしっかりとノーと言えることも大切です。
普段穏やかめで物腰が弱い方は、ちょっと強めにはっきり言えるくらいがいいです。
不動産屋さんの提案は大切に聞くべきですが、あくまでも土地さがしの主体は自分たちであるという気持ちは忘れないで欲しいです。
すごく親身な不動産会社の担当者もいる
また、別の某有名不動産会社の担当の方からは、ちょっとグレーめな、ちょっとだけ脅しのような対応も受けました。
書いて良いのかわからないので、あまり書きません。
一方、東急沿線で有名な不動産会社の担当の方には、とても良くして頂きました。
我が家の土地探しの中盤は、もうずっとこの東急沿線の担当者さん一本だったくらいです。
グレーめな例の会社の方とのゴタゴタには、この担当者さんもちょこっと巻き込まれた形になったのですが、そのあたりのフォローもプロとしてしてしっかりしてくださったのが心強かったですね。
その担当者さんからきいた話では、グレーめな例の会社の方は精神を病んで通院されていたそうで。あとになってから離職されたということを聞きました。
事実、私達との主ケジュールのやり取りの中でも「自分はその日は通院しないといけないので…」と頻繁に言っていたので、その話を聞いたときには妙に合点がいきました。
病気だったからという理由で全部チャラにはできないわけですが、私達夫婦の中ではこの体験から「家さがしは大事なところでは夫が前面に立って強く出たほうがいい」と学びました。
最近では、週末しか休みのないご主人の代わりにと、不動産屋とのやりとり全般を奥さんがメインで進めることも多いと聞きます。我が家もそのタイプでした。
ただ、やはりそこは女性と男性。
場合によってはちょっと怖い思いをすることもある、かも、しれません。
周りでも、不動産屋さんと奥さんがバトルしたという話をちらほら小耳に挟みます。旦那さんであればもう少し違った結果になった、かも、しれません。
全てのケースがそうとは思いませんが、ちょっとややこしそうな話になりそうなときには、ご主人に矢面に立ってもらうのが得策かもしれません。
あとはやはり大切な家を購入するという場面ですし、そんな担当者さんを変えるべきですよね。我が家の場合は、そんな担当者さんから他社に変えようとしたらゴタついたわけですが…。
ちなみに、上記の全てがとても有名で大手の不動産会社です。
もちろん担当してくださる人にもよるのでしょう。
どれも今となっては、よりよい土地を購入するために必要な道だったのかなと思えますが、やはり不動産屋さんにもいろいろな方がいて、いろいろなタイプがありますね。