こだわりたいポイントにも順位をつけておく
こだわりたいこと、譲れないポイントにも優先順位をつけると
よりスムーズな土地さがしの手助けになります。
家族や夫婦で話し合ってお互いの希望をピックアップしたら、その中で順位をつけてみます。
順位というのは、生活における重要性とも言えますね。
さらにこだわりの要素に<なぜなら>と<しかし>をつけて整理してみると、
そのこだわりに感じているメリットと、どれくらいこだわりが強いのかが、なーんとなく見えてきます。
ここが見えてくると、順位づけをする際の指標として役立ってきます。
こだわりが整理できて、夫婦間や家族間で価値観が共有しあえると
こだわりの順位がつけやすくなり、妥協点も見えてきますので、
土地さがしの工程が、よりスムーズなものになっていきます。
我が家を例にして優先順位をつけてみる
我が家の場合を例にします。
■駅からは10分以内が良い
■駐車場は必要
■LDKは20畳程度の広々さがいい
この要素を先ほどの方法で整理してみます。
①【エリアは現住所周辺がいい】
<なぜなら>
ママ友との交友や、子育てのしやすさを考えるとこのエリアが最適
<しかし>
数駅離れていても遊ぶことはできるし、学区を意識する時期でもないので、今なら多少ズレてもいいのかもしれない
②【駅から徒歩10分圏内】
<なぜなら>
利便性や、土地の価値を考えると、できれば10分以内が希望
<しかし>
通勤を必要としない職種なので、生活する上では15分でも大丈夫
③【駐車場は必要】
<なぜなら>
毎月のようにカーシェアやレンタカーで数万円の出費がありマイカー購入を検討している
<しかし>
大きな車種でなくてもいい
④【LDKは20畳程度の広々さがいい】
<なぜなら>
仕事柄、夫婦共に家で過ごす時間が多く、籠り作業が発生する時期も多々あるため、室内は広々として開放的がいい
<しかし>
形状や天井高によっては16畳や18畳でも十分広く感じるので、絶対に20畳以上ないとダメというわけではない
こうしてまとめてみると
・徒歩10分圏内であっても駐車場がなければ選ばないし
・エリアが希望通りでもLDKが小さかったら選ばない といったように、我が家なりの指標が見えてきます。
そしてちゃっかり、妥協点も見えてくるんですね。
自ずと見えてくる妥協点を、土地さがしの材料として活かしていく
整理し、優先順位がつくことで、自ずと妥協点も見えてきました。
もちろんこういった順位は各家庭それぞれの価値観で作られるべきもので
何が正解で、どうあるべきというものではありません。
我が家の例も、あくまでもたくさんある考え方の1つに過ぎません。
不動産仲介業者のアドバイスや、親族、知人などの言葉、ネットの情報などを十分に取り入れ、吟味し、参考にした上で、我が家なりのこだわりを整理し、優先順位をつけ、妥協点を見出すと、土地探しで迷う機会も減り、より明確に希望する物件を探しやすくなります。
たくさんの不動産情報で疲れきってしまうことのないよう、まずは自分たちのニーズを明確にしていきたいということですね。
家さがしにも”絞り込み条件”を
たくさんの不動産情報がある中で、そこからたった一つを決めなければならないわけですよね。
土地さがし、家さがしってすごいことです。
予算はもちろんのこと、エリアや駅からの距離、方角、前面道路の広さなどが一般的な物件の判断材料となりますが、それだけではない我が家なりのこだわり、ニーズを明確にしておく。
ネットで買い物をするときでも、絞り込み条件を決めておくと、目的のものにたどり着きやすくなりますよね。あんな感じです。
一生に一度だと言っていながらそんなふうにポチるものに例えられたらリアリティに欠けますね。でもほんとにそんな感じです。
次の記事では、土地をさがしながら同時進行で考えていきたい、考えざるをえない、ハウスメーカー・工務店のことにふれます。
注文住宅においては、どこで建てるかでコストが変わってきます。
お金に関わる大切な部分です。
限られた予算では、無駄なコストを抑えれば別の部分に予算がさけるわけですから、
ぜひ積極的に考えていきたいところです。