さぁ土地を探そう。
土地や物件を探す際、全てを希望通りに進めていくことはほとんど不可能ではないでしょうか。
もちろん有り余る潤沢な予算があればそれも可能かもしれませんが、限られた予算であれば、どこかで妥協していく必要性も出てきます。
ではこだわりや妥協点は、どのように見出していけばいいのでしょうか。
何にこだわりたいのか
例えば賃貸を探すときであっても、希望通りの物件と出会えなかったら
予算に見合った平米数へと設定し直したり、
駅から離れてみたり、
エリアを変えたりしますよね。
土地さがしも同じですが、家を建てるとなると賃貸ほどスムーズにはいかなくなってきます。
「一生」というイメージが強い分、より慎重になりますし、何に妥協すればいいのか悩むことも増えていくんですね。
・駅から近いけれど、駐車場スペースが確保できない。
・希望通りの整形地だけど、希望エリアから離れてしまう。
・LDK20畳だけど、周りを囲まれた旗竿地… などなど
全てがドンピシャ希望通りだった!となればとても幸せでラッキーなことですが、おそらくそうなるケースは少ないのではないでしょうか。
こっちが立てばあちらが立たず。
こういった葛藤が、物件情報を見るたびに起こることになります。
全ての物件情報を毎回見学しにいって、その都度あれもいい、これもいい、でもここがちょっとな…と揺れていると家づくりはとんでもなくしんどいものになってしまいます。
実際、我が家も家づくりの一番最初、土地探しの頃にはこういったせめぎ合いの中で右往左往し、家族ともども
家さがしにちょっと嫌気がさしてしまうくらい疲れてしまった時期がありました。
家、いらないんじゃない?って思ってしまったりもしました。本末転倒もいいところです。
譲れないポイントをおさえる
例えば不動産仲介業者を挟むと、バンバンおすすめの新着物件情報を紹介してくれます。
選択肢が増えれば、自然と先ほどの葛藤をする機会も増えていきます。
その中で、我が家はこれだけは譲れない!というポイントを打ち立てておくと、
限られた予算の中で自分たちらしさを見失わずに、かつ家づくりを進めやすくなります。
物件情報の怒涛の荒波に揉まれても、なんとか自分を見失わずに済みます。
家いらないんじゃない?となりにくくなるかもしれません。
ここだけは譲れないというポイントは、先ほど触れた
・駅からは10分以内が良い
・駐車場は必要
・LDKは20畳程度の広々さがいい
といったような、こだわりの要素です。
そういったワガママな要望が、土地さがし、物件選びにおいて大切な判断材料になってくるんですね。
こだわると、妥協点も受け入れやすくなる
予算には限度があるということを前提に考えると、先程もふれたように全部が全部希望通りとはいきません。
しかし、これだけは譲れない!という、我が家なりのこだわり要素を打ち立てておくと
それを実現するために妥協する点も飲み込みやすくなると思うんです。
「このエリアからは離れない」と決めておけば、多少は土地サイズを妥協できます。
「駐車場は絶対に必要」と決めておけば、居室が小さくなっても気持ちの落とし所があります。
(※もちろん個人差があります)
こだわりを持つと、それを叶えたいという確固たる願望が見えてくる分
それを実現させるために妥協するものを、気持ち的に受け入れやすくなるんですね。